1965年(昭和40)年、現在地に第一工学部(現生産工学部)が新設され、建築工学科に笠井芳夫講師(現名誉教授)のもと当建築材料研究室が発足した。翌年、学部は生産工学部に名称が変更された。
学科には、東北大学を定年退官された栗山寛先生がおられたが、1977年(昭和52年)定年退職され1978(昭和53)年松井講師(現教授)の昇格により、2研究室からなる建築材料研究室(他に副手または助手1名)となった。
現湯浅教授は、1990年(平成2年)4月、北大・東工大を卒業・修了し、副手(翌年助手)に着任している。また、これに先立つ3月、理工学部教授現中田善久先生は、当研究室で大学院を修了している。
平成10年4月15日、研究室発足以来常に研究室の先頭にたち指揮をとってこられた笠井芳夫先生が、日本大学の規定により定年を迎えられた。これに伴い4月1日付けで、湯浅助手(現教授)が専任講師に昇格し、2研究室による建築材料研究室体制は維持された。
平成10年7月、笠井芳夫先生は、日本大学より名誉教授の称号を授与され、平成21年11月3日、瑞宝中綬章を受章された。
平成22年4月1日、松井教授が生産工学部学部長に就任し、現在もその任にある。
平成23年4月、湯浅准教授は教授に昇格し、新たに准教授として、大成建設技術研究所より永井香織さんを迎え入れた。これに伴い、湯浅研究室、松井・永井研究室に分かれての運営をはじめた。
河合塾の研究室ランキング「建築材料・施工」部門で全国第4位にランキングされ、また、その設備・機器は同分野で最大級・最上級といわれている。
平成23年10月18日、定年後も毎日のように湯浅研究室で一緒に研究してきた笠井芳夫先生がご逝去された。平成23年12月6日正五位叙位。